冷麺のこと

2025.01.24

冷麺の麺は種類によって原料が違う?冷麺の種類もご紹介

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冷麺

こんにちは!「元氣が旨い!」が合言葉、東北の焼肉冷麺 やまなか家の高橋です!

 

コシのある喉ごしの良い麺と、酸味の効いた爽やかな味わいが魅力的の冷麺。

しかし、冷麺には「盛岡冷麺」や「韓国冷麺」などがあって、それにより味わいが違うことはご存じでしょうか?

味わいの違いはスープの違いなどもありますが、実は麺の原材料が違うことも大きな要因の一つ!

 

今回のコラムでは冷麺の種類と、種類ごとの冷麺の麺の原料の違いについて解説します。

原料や味わいの違いに着目しながら味わえば、今まで以上に冷麺をおいしく食べられるはず!

ぜひ最後までご覧ください。

この記事を書いた人

焼肉冷麺 やまなか家 部長高橋(TAKAHASHI)

やまなか家に入ったのは、1990年7月の18歳のとき。現在では、部長として仙台地区の10店舗以上を任されています。

子供のころ、近所の焼肉屋さんに行ったときに食べた冷麺。そしてやまなか家で勤務して食べた冷麺。
全く麺が違うことに衝撃を覚えたことを、今でも鮮明に覚えています。

原料が種類ごとに異なることを知ったのは、やまなか家に入ってからでした。
盛岡冷麺の透明でコシのある麺と、韓国冷麺のそば粉やジャガイモでんぷんを使った麺ですが、麺の食感や味わいの違い、そのルーツを理解した上で食べ比べると、冷麺の魅力がさらに深まり、より一層楽しめます。

ぜひ、いろいろな冷麺を食べ比べて、自分のお気に入りを見つけてください!

冷麺とは?冷麺の種類から確認

冷麺とは、コシがあるつるりとした喉ごしの麺と、酸味のある冷たいスープを合わせた麺料理です。

野菜やチャーシュー、キムチなどをトッピングして楽しむのが特徴で、そのさわやかな味わいから、日本では特に暑い夏に人気があります。

 

まずは冷麺の種類についてご紹介します。

 

盛岡冷麺

日本の冷麺は、韓国の伝統的な冷麺を元に、日本人の好みに合わせてアレンジされたものです。

その中でも特に有名なのが、盛岡冷麺。

岩手県盛岡市のご当地グルメとして人気を博しています。

 

盛岡冷麺は、透明でコシのある、喉ごしの良い麺が特徴です。

スープは牛、豚、鶏などでダシをとり、すっきりとした中にもコクのある味わいとなっています。

キムチなどのトッピングで酸味や辛みをプラスし、そのほかにもチャーシューや野菜などがトッピングされます。

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韓国冷麺

日本の冷麺のルーツとなったのが、韓国伝統の冷麺です。

韓国冷麺には、大きく分けて平壌冷麺と咸興冷麺の2種類があります。

 

平壌(ピョンヤン)冷麺

平壌冷麺は、コシのある細麺と、高麗キジのダシと酸味のある大根の水漬けの汁を加えた冷たいスープの麺料理。

「水冷麺(ムルレンミョン)」とも呼ばれ、暑い夏にぴったりの料理です。

 

咸興(ハムフン)冷麺

咸興冷麺は、スープではなく、甘辛のタレを絡めて食べるのが特徴です。

ビビン麺の元になった料理としても知られており、唐辛子を加えたピリ辛がおいしい!

 

スープのない汁なし麺として、独特の魅力があります。

 

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盛岡冷麺と韓国冷麺の麺は原料が違う?

冷麺の麺

それぞれの冷麺の味わいの違いは、実は麺の原料も大きく関係しています。

どんな原料が使われているのか、見ていきましょう。

 

盛岡冷麺の麺

盛岡冷麺の麺は、主に小麦粉とでんぷんを原料として作られます。

この配合によって、透明でコシのある独特の麺が生まれます。

 

韓国冷麺の麺

韓国冷麺は平壌冷麺と咸興冷麺で、麺の原料が異なります。

 

平壌冷麺の麺

平壌冷麺の麺は、主にそば粉にジャガイモのでんぷんを原料として作られます。

日本の盛岡冷麺よりもコシが強いことが特徴です。

 

咸興冷麺の麺

咸興冷麺は、ジャガイモまたは、サツマイモのでんぷんを原料としています。

タレとよく絡む、コシの強い太麺です。

 

冷麺の製麺方法

冷麺の基本的な製麺方法は共通しています。

 

それぞれの材料をボウルで合わせて、熱湯を注ぎながらこねていきます。

できあがった生地は、以下のいずれかの方法で麺に加工されます。

  • 専用の製麺機で麺状にする
  • 生地を帯状に長くのばし、棒に巻きつけてから切り歯に通して裁断する

 

形成した麺はそのまますぐ2〜3分ほど茹でます。

茹で過ぎないように注意し、冷水にさらしたあとはよく水切りして盛り付け、完成です。

冷麺は強いコシが特徴のため、冷水でしっかりと冷やすことでその食感が引き立ちますよ。

 

 

冷麺の麺は原料の違いで味わいや食感が異なる!

喉ごしが良いコシのある麺と、さっぱりと酸味の効いた冷たいスープが特徴的な冷麺。

冷麺には日本の盛岡冷麺、韓国冷麺の平壌冷麺、咸興冷麺がありますが、実は冷麺の麺の原料もそれぞれ異なります。

 

盛岡冷麺は小麦粉とでんぷん、平壌冷麺はそば粉とジャガイモのでんぷん、咸興冷麺はジャガイモやサツマイモのでんぷんが使用され、それぞれが独自の配合で作られています。

 

冷麺の麺の原料が違うことで、各種冷麺の個性的な食感と味わいが生み出されているのです。

 

どの冷麺がお好みでしょうか?

冷麺の麺の原料の違いにも着目しながら、おいしい冷麺を味わってみてくださいね。

 

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