こんにちは!「元氣が旨い!」が合言葉、東北の焼肉冷麺 やまなか家の高橋です!
つるっとした喉ごしの麺とすっきりした冷たいスープが人気の冷麺。
冷麺には果物がトッピングされていることも多く、中でもスイカが定番のひとつです。
今回は、「冷麺にスイカが入っているのはなぜ?」という疑問を解決!
意外な組み合わせに思える冷麺とスイカですが、その理由や歴史、地域による違いなども解説します。
目次
冷麺にスイカ?果物がトッピングされているのはなぜ?
冷麺のトッピングとしてメジャーなのが「果物」。
果物の中でも、特にスイカのトッピングを見かけることが多いのではないでしょうか?
冷麺にスイカが入っている理由をひも解くと、そのルーツは韓国冷麺にあります!
日本で親しまれている冷麺は、韓国冷麺をもとに日本人の味覚に合わせてアレンジされた料理。
そして、本場韓国の冷麺は「梨」のトッピングが定番です。
韓国で梨は、料理によく使われる食材の一つです。
その爽やかな甘みから、料理の甘味料としてもよく使われてきました。
冷麺に梨を添えることで、梨の自然な甘みがキムチの辛さを和らげ、スープの旨味を引き立てる重要な役割を果たしているんです。
韓国では、梨は、年間を通して入手できるように管理・保存されています。
しかし、日本では梨は秋の果物ですよね。
日本では夏に冷麺の需要が高まるものの、夏には梨の入手が難しく、その代わりに夏の果物として代表的なスイカを使ったのが、「冷麺にスイカ」の始まりといわれています。
冷麺に添えられたスイカは、梨と同じように辛さをやわらげ、その自然な甘みでスープの旨味を引き立ててくれます!
味わいや見た目で清涼感を演出するだけでなく、お口直しの役割も持っています。
「冷麺にスイカ」は地域でも違う?別の果物を使う地域も
冷麺にスイカをトッピングするかどうかは、地域によっても違いがあるようです。
岩手県盛岡市の名物料理である盛岡冷麺には、スイカのトッピングが定番!
そのためかもしれませんが、東北地方を中心に東日本では冷麺にスイカを入れる傾向があります。
一方で、西日本では必ずしもスイカではなく、梨やリンゴをトッピングする傾向があるようです。
こちらは、盛岡から遠く、かつ韓国から近いからでしょうか。
生活情報サイトAll Aboutの調査によると、特に中国地方より南で「冷麺にスイカは無し」の比率が高いようです。
冷麺を提供するお店によっても異なります。
スイカ以外にも!冷麺におすすめのトッピング
冷麺に添える果物は、スイカ以外にも梨、リンゴ、サクランボなどがよく見られます。
盛岡冷麺のお店の中には、季節によってトッピングを変えている店舗もあり、夏にはスイカ、冬は梨をトッピングするというところもあります。
夏のイメージが強い冷麺ですが、盛岡冷麺は季節を問わず人気があるため、スイカの時期が終われば梨、梨の時期が終わればリンゴ…と、季節にあわせた果物のトッピングで楽しまれています。
冷麺のトッピングは、食感や味わいをプラスして、冷麺をさらにおいしく食べるために欠かせません。
冷麺のトッピングには、キムチはマスト!
そのほか、野菜ではきゅうりやトマト、モヤシのナムル、チャーシューや蒸し鶏などの肉類、ゆで卵、ゴマなどがトッピングにおすすめです。
トッピングではありませんが、お酢で味変をするのもおいしい食べ方ですよ。
盛岡冷麺では、キムチを別の皿に置いて、量を調整しながら食べる「別辛(べつから)」もおなじみです!
なぜ冷麺にスイカ?理由はルーツの梨!自然な甘みで辛さを調節
冷麺にトッピングされる果物として定番なのが「スイカ」。
冷麺にスイカがトッピングされているのは、韓国冷麺に梨が添えられていることがルーツです。
韓国では、冷麺に梨をトッピングし、梨の甘みでキムチの辛さを和らげ、スープの旨味を引き立てています。
日本で冷麺は夏に需要が高まるため、秋の果物である梨の入手が難しく、その代わりに夏の代表的な果物であるスイカを使ったのが始まりといわれています。
スイカも梨と同様に、甘みで辛さを調整し、スープの旨味を引き立てます。
さわやかな味わいと見た目で、清涼感もプラス!
特に盛岡冷麺ではスイカが定番のトッピングとして使われていますが、地域によっては梨やリンゴが使われることもあります。
夏はスイカ、スイカの旬が終わったら梨、梨の旬が終わったらリンゴなど、季節によって冷麺にトッピングする果物を変えているお店もありますよ!