こんにちは!「元氣が旨い!」が合言葉、東北の焼肉冷麺 やまなか家の高橋です!
盛岡三大麺とは、岩手県盛岡市が誇る「盛岡冷麺」「盛岡わんこそば」「盛岡じゃじゃ麺」の総称です。
今回のコラムでは、岩手県盛岡市に根付く独自の麺文化「盛岡三大麺」についてご紹介!
「盛岡冷麺」「盛岡わんこそば」「盛岡じゃじゃ麺」それぞれの魅力や、文化的背景を解説し、盛岡の麺文化の奥深さをご紹介します。
これを読めば、なぜ盛岡三大麺が地元で愛され、全国でも人気を集めているのかがわかります!
盛岡三大麺とは?
盛岡三大麺とは、岩手県盛岡市に根付く独自の麺料理「盛岡冷麺」「盛岡わんこそば」「盛岡じゃじゃ麺」の、3つの麺料理の総称です。
この3つの麺料理は盛岡市民のソウルフードとして親しまれ、市内には専門店も多数点在しています。
岩手県の中部に位置する盛岡市は、昔から水田が多く広がっていました。
穀物が豊富に収穫されることから、「しとねもの」と呼ばれる粉物文化が発達し、麺料理が多く食べられてきたといわれています。
ちなみに、「しとねもの」は「こねる」を意味する岩手の方言「しとねる」から来ています。
そんな背景から、これらの特徴的な麺料理が生まれ、「盛岡三大麺」といわれる地元文化として深く根付いたのでしょう。
観光客にも地元民にも愛される盛岡三大麺は、盛岡の食文化を象徴する存在です。
盛岡冷麺の特徴
盛岡冷麺は、韓国の冷麺をルーツに、日本人の味覚に合わせてアレンジされた麺料理。
1954年に、朝鮮半島出身の料理人・青木輝人氏が自身のお店で提供し始めたのが始まりといわれています。
小麦粉とでん粉で作られたコシの強い半透明の麺、牛・豚・鶏などでダシを取り、酸味とコクのあるスープが特徴です。
キムチ、チャーシュー、ゆで卵などのトッピングも豪華で、お店ごとに異なるバリエーションが楽しめます。
焼肉の〆としても人気ですが、盛岡では「冷麺を食べに焼肉店を訪れる」ともいわれます。
盛岡冷麺が「盛岡」の名を冠するようになったのは1986年。
「ニッポンめんサミット」への出品をきっかけに命名され、以降、全国でも高い知名度を誇ります。
2000年には公正取引委員会から「本場」「名産」などの表示が認められ、名実ともに盛岡の名物料理として広く認知されています。
盛岡わんこそばの特徴
盛岡わんこそばは、一口サイズのそばを給仕がテンポよく提供する、独特なスタイルの麺料理。
お椀15杯分で通常の盛りそば一杯分に相当します。
ひと口ごとに手元の器にそばが補充され、給仕との楽しい掛け合いも魅力のひとつです。
「もう食べられない!」となったなら、次のそばが提供される前に素早く器に蓋をするのがルール。
観光客にも人気の楽しい食体験となっています。
盛岡わんこそばは、宴会の席で大勢のお客さまをもてなすための「おもてなしの心」から生まれたといわれています。
盛岡じゃじゃ麺の特徴
盛岡じゃじゃ麺は、平打ちの太麺にたっぷりの肉味噌、ネギ、キュウリなどをトッピングし、混ぜて食べるタイプの麺料理です。
生姜や酢、ラー油、ニンニクなどの薬味を加え、自分好みの味に調節するのもおいしいです。
また、最後には麺と具を少し残し、卵スープを入れて味わう「ちーたんたん(鶏蛋湯)」という〆も人気です。
盛岡じゃじゃ麺は、中華料理店「白龍」の創業者である高階 貫勝(たかしな かんしょう)氏が、中国東北部の麺料理をベースにアレンジし、屋台で売り出したのが始まりといわれています。
盛岡三大麺で盛岡独自の食文化と歴史を味わおう
盛岡三大麺とは、岩手県盛岡市に根付く独自の食文化で、「盛岡冷麺」「盛岡わんこそば」「盛岡じゃじゃ麺」の3つの麺料理の総称です。
気候に恵まれた盛岡市では昔から穀物の収穫が豊富で、「しとねもの」と呼ばれる粉物文化が発達。
麺料理がよく食べられていたことから、独自の特徴的な麺料理が登場したのでしょう。
盛岡冷麺はコシがありのど越しの良い麺、さっぱりとしてコクのあるスープ、辛みと旨味を加えるキムチのトッピングが特徴的な麺料理。
盛岡わんこそばは一口サイズのそばが食べるごとに提供される、楽しい食体験のメニュー。
盛岡じゃじゃ麺は平打ちの太麺に肉味噌を混ぜて食べるタイプの麺料理です。
盛岡三大麺は、ご当地グルメとして観光客に人気があるのはもちろん、盛岡市民のソウルフードとしても親しまれています。