
こんにちは!「牛たん専門店 徳茂」の店長をしてます佐藤です!
焼肉店や専門店でも人気の牛たんですが、実はその多くが外国産の牛たんであることをご存じでしょうか。
今回は国産の牛たんが少ない理由を解説!
国産牛たんの希少性に驚くこと間違いなしです。
そしてもちろん、外国産も安全でおいしい牛たんですよ。
牛たんの背景を知って、牛たんをよりおいしく楽しみましょう。
目次
国産の牛たんが少ない理由とは?
スーパーや精肉店で売られている牛たんの多くは、外国産です。
国産の牛たんが少ない主な3つの理由を以下にご紹介します。
理由①牛たん自体が希少部位で流通量が少ないから
牛たんは、牛一頭から1kg程度しか取れない希少部位です。
飼育頭数が限られた国産牛の中から、さらに限られた量しか取れない牛たんは、流通量自体も少ないのです。
理由②牛たんのみの部分仕入れが難しいから
牛たんは通常、牛を一頭単位で購入する「一頭買い」で仕入れられることが多く、一頭買いが可能な焼肉店や大型精肉店が主に仕入れています。
一方で、部分仕入れが中心のスーパーでは仕入れにくいため、そのようなスーパーでは入手しにくいという状況です。
ただし、一頭買いが可能な大型の業務用スーパーでは販売していることもあります。
理由③スーパーに卸されることが少ないから
国産の牛たんは高級食材のため、高級焼肉店や牛タン専門店へ直接卸されることが多いです。
こうした店舗では、独自の仕入れルートを確保していることも。
価格競争が激しいスーパーでは、外国産の牛たんに比べて価格が高い国産牛たんは、仕入れ自体を見送ることもあるでしょう。
日本国内で流通する牛たんはどこのものが多い?

日本で流通している牛たんは、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、メキシコ産がよく見られます。
その中でも、アメリカ産の牛たんがその大半を占めています。
外国産の牛たんが多い理由
アメリカやオーストラリアは牛の飼育に適した広大な土地があり、大量の牛を効率的に育てる環境があります。
また、外国では牛たんを食べる文化のある国は少ないため、生産された牛たんの多くを、日本に輸出できるのです。
生産量が安定していて国内での需要が少ないため、価格も国産牛たんより安いのも嬉しいですね。
日本で外国産の牛たんが多い理由にはこういった背景があるのです。
世界では牛たんを食べる国はあまり多くなく、日本の牛たん消費量は世界全体の半分にあたる約5万トンといわれています。
牛たんの産地別の特徴
牛たんの肉質は産地ごとに、以下のような特徴があるといわれています。
- アメリカ産:臭みが少なく適度な脂肪がついて柔らかい。日本人好みの味といわれる
- オーストラリア産:脂身が少なく比較的淡白な味わい。赤身が多くしっかりとした食感
- ニュージーランド産:赤身が多くヘルシーでしっかりとした食感
- カナダ産:筋肉質で弾力のある食感。肉本来の旨味を感じる濃厚な味わい
外国産の牛たんの安全性
外国産の牛たんは、厳しい基準をクリアしたものだけが輸入されており、安全性にも問題はありません。
WHO(世界保健機構)やOIE(国際獣疫事務局)の国際的な基準を満たした上で、農林水産省や厚生労働省の検疫所、各地方自治体の保健所でのチェックをクリアし、販売店や加工業者がしっかり品質管理したものがお店や家庭に届いています。
牛たんに国産が少ない理由は希少部位だから!外国産も安全でおいしい
牛たんに国産が少ない理由は、牛たん自体が希少部位で流通量が少ないから。
牛たんだけの部分仕入れが難しい点も、仕入れられるお店や業者を限定する要因で、部分仕入れ中心のスーパーではなかなか扱えないのです。
日本で流通している牛たんの多くは外国産で、アメリカ産、オーストラリア産、ニュージーランド産、カナダ産などが中心です。
日本での流通量が多いのはアメリカ産の牛たんで、大量の牛を飼育できる広い土地と環境があること、自国では牛たんを食べる文化があまりないことから、国産牛たんよりも安く流通しています。
何重もの厳しい検査と基準をクリアしたものだけを輸入しているので、外国産の牛たんも安全性に問題はありません!
日本で食べられることが多いアメリカ産の牛たんは、臭みが少なく適度な脂肪があり、日本人好みの味といわれています。


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