こんにちは!「牛たん専門店 徳茂」の店長をしてます佐藤です!
焼肉店の牛たんは「たん塩」という名称で提供されていることが多いですが、メニュー名としての「たん塩」と「牛たん」に違いがあることはご存じでしょうか!
今回のコラムは、たん塩と牛たんの違いをわかりやすく解説します。
牛たんの豆知識を知ることで、さらにおいしく食べられますよ!
牛たんの部位ごとの特徴や、さまざまなおいしい食べ方についてもご紹介します。
たん塩派も牛たん派も必見の内容です!
目次
たん塩と牛たんの違いは?
「たん塩」は、牛たんの食べ方の一つ。
主な違いは、牛たんの下処理をしたあとに熟成の工程が入っているかどうかです。
たん塩は、下処理をした牛たんをスライスしてそのまま提供する調理法です。
焼肉店で提供されるメニューは、たん塩であることが多いです。
舌の真ん中部分「たん中」から先端寄りの「たん先」を使用し、適度な歯ごたえも楽しめるのが特徴。
薄切りから厚切りまでさまざまな厚みで提供され、シンプルな塩味やレモンなどで牛たん本来の風味を味わいます。
一方、牛たん専門店などでメニュー名として「牛たん」と呼ばれる場合は、下処理後の牛たんに下味を染み込ませ熟成させたものが該当することが多いです。
熟成させることで肉質がより柔らかくなり、深い旨味が引き出されます。
牛たん専門店で提供される「牛たん焼き」は、主に「たん中」から「たん元」にかけての柔らかい部分を厚切りにして提供されるものが多いです。
牛たんは部位によって種類に違いがある!
牛たんは主に「たん先」「たん中」「たん元」「たん下」の4つの部位に分かれ、それぞれに違った味わいと魅力があります。
部位ごとの特徴を詳しくご紹介します。
たん先
舌の先端部分にあたる部位です。
しっかりとした歯ごたえと濃厚な味わいが特徴で、コリコリとした食感と強い肉の風味を楽しめます。
薄切りにして焼肉で楽しむのがおすすめです。
たん中
たん中は、舌の中央部分に位置する部位です。
程良い柔らかさとさっぱりとした味わいが特徴で、焼肉店でもよく提供されます。
適度な弾力があり、牛たんの独特の食感を楽しむことができます。
たん元
たん元は、舌の根元部分で、最も柔らかく脂がのった部位です。
口の中でとろけるような食感と濃厚な旨味が特徴で、厚切りにして牛たん焼きやステーキにするとおいしいですよ!
たん下
たん下は、舌の裏側に位置する部位です。
筋が多く硬めの食感ですが、じっくり煮込むと柔らかくなるので、シチューなどの煮込み料理に向いています。
脂の甘みと凝縮された旨味を楽しめる部位です。
牛たんの部位については、こちらのコラムで詳しくご紹介しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。
牛たんの部位別の特徴は?おすすめの食べ方もご紹介
牛たんの食べ方はたん塩だけじゃない!
たん塩や牛たんステーキ以外にも、牛たんのおいしい食べ方はたくさんあります!
家庭でも調理できる、おいしい牛たん料理をご紹介します。
ネギ塩たん
たん塩を焼いて、たっぷりのネギダレで食べる定番メニュー。
ネギダレは、みじん切りした長ネギにごま油とニンニクのすりおろしを加えれば完成!
鶏ガラスープやレモンなどを加えて、自分流の特製ネギダレを作るのも楽しいですよ。
たんシチュー
ゴロゴロとした大きな牛たんを赤ワインやデミグラスソースで煮込むたんシチュー。
牛たんの旨味を存分に引き出す調理法の一つです。
たシチューは難しいイメージがあるかもしれませんが、圧力鍋や炊飯器を用いた簡単レシピもあります。
たんカツ
厚切りの牛たんを贅沢に揚げた、たんカツもおいしいです!
小麦粉、卵、パン粉で衣をつけ、熱した油で衣がきつね色になるまでカラッと揚げればできあがり!
牛たんの旨味が閉じ込められ、外はカラッと中はジューシーな食感を楽しめます。
たん塩と牛たんの違いは熟成の工程の有無
たん塩は下処理後にすぐスライスして提供される調理法で、牛たん本来の味わいを楽しめます。
一方、メニューとしての牛たんは、熟成によって引き出した深い旨味と柔らかな食感を楽しめます。
牛たんは部位によって異なる風味や食感があり、焼肉や煮込み料理など、多彩な楽しみ方があります。
牛たんの特徴を知って、自分好みの食べ方を見つけてくださいね。