こんにちは!「牛たん専門店 徳茂」の店長をしてます佐藤です!
さっぱりとした味わいとあふれる旨みが人気の牛たん。
普段料理に使うことは少ないため「自宅でも牛たんを楽しみたいけど、おいしく焼けるか不安」と思っている方はいませんか?
そこで今回は、牛たんのおいしい焼き方をご紹介します!
牛たんを上手に焼くコツを知れば、自宅でもとってもおいしく調理ができますよ。
目次
牛たんをおいしく焼くための準備
牛たんをおいしく焼くポイントは、焼く前に必ず解凍し常温に戻しておくことです。
解凍が甘い状態で焼くと、焼きムラができたり、中まで火が通る前に表面だけが焦げたりしてしまう可能性があります。
常温に戻してから焼くことで、均一に火が通り、また、短い時間で焼きあがるので旨みや肉汁が逃げにくくなります。
解凍方法
冷凍の牛たんは、調理する前日に冷蔵庫に移し、半日から1日かけて解凍しておきます。
急いで解凍したい場合は、真空パックのまま流水解凍も可能です。
常温に戻すタイミング
牛たんを焼く30分くらい前には、冷蔵庫から出して常温に戻しておきます。
常温に戻すタイミングが早すぎると、ドリップ(肉汁)が出てしまい、牛たんのおいしさが失われてしまうので、タイミングをしっかり見計らいましょう。
牛たんのおいしい焼き方は?
基本的には、「焼き過ぎない」のがポイント!
自宅にある調理器具別に、牛たんのおいしい焼き方をご紹介します。
フライパン
家庭ではフライパンで調理することが多いのではないでしょうか。
フライパンでもコツを押さえることで、とってもおいしく焼けますよ!
【焼き方】
- フライパンに牛たんをのせ、弱火から中火でじっくり焼く
- 表面から肉汁が浮いてきたらひっくり返す
- 裏返したら弱火にして60秒~90秒ほど焼く
- 表面がきつね色になるまで調整
何度も裏返すと肉汁が逃げてしまうので、裏返すのは一度がベスト。
ホットプレートでも同様に焼くことができますよ。
たん元と呼ばれる、肉に切れ目が入った分厚いたんを焼く場合も、焼き方は同じ。
切れ目が赤くなくなったときが焼き上がりのサインです。
ガスコンロ + 焼き網
焼き網を使えば家庭のガスコンロで、牛たんをふっくら焼き上げることができます!
焼き網の底にセラミックがついているものを使えば、落ちる油を受け止めてくれるので、キッチンを汚すこともありません。
【焼き方】
- 強火でしっかり網を熱してから牛たんを焼く
- 焦げすぎないように注意しながら数回裏返し、きつね色になるまで焼く
焼き上がりの目安は1分半~2分程度です。
牛たんをよりおいしく楽しむために
牛たんをさらにおいしく焼くためのひと工夫!
厚切りの牛たんは、表面に切り込みが入っています。
火の通りや味が染み込みやすいよう一工夫されており、ふっくらジューシーに焼き上がります。
よりジューシーに召し上がって頂くためのコツとして、焼きあがってから少し斜めから半分にカットしましょう。そうすることで肉汁が逃げにくく、より本格的な味わいを楽しむことができます。
牛たんと相性抜群の付け合わせ
牛たんのおいしさをさらに引き立てる、おすすめの付け合わせをご紹介します。
味噌南蛮
牛たんの本場・仙台では、牛たん焼きと味噌南蛮を一緒に食べるのが定番です。
青唐辛子と味噌を合わせた調味料で、ジューシーな牛たんの旨みに、ピリッとした辛味がよく合います。
麦ご飯 + とろろ
麦ご飯にとろろをかけた「麦とろ飯」も、仙台では牛たんとの定番の組み合わせ。
栄養価の高い麦ご飯と、消化を助けてくれるとろろの組み合わせは、牛たんをよりヘルシーに楽しめます。
柚子胡椒
爽やかな柚子胡椒の風味が、こってりとした牛たんにマッチ。
柚子の香りと唐辛子の辛さが、牛たんの味わいを引き立てます。
牛たんのおいしい焼き方を知ればご家庭用牛たんも美味しく食べれる
牛たんのおいしい焼き方を知れば、自宅でも手軽にジューシーな牛たんを楽しめます。
旨みを逃がさないように、そしてかたくならないよう、牛たんの厚みやそれぞれの調理器具にあった焼き方をマスターしましょう!
焼きムラを防ぎ短時間で焼くためにも、焼く前には解凍し、常温に戻しておくことも大切です。
フライパン、ガスコンロ+焼き網など、家庭の調理器具でも十分においしく焼けるので、ぜひ試してみてくださいね。
味噌南蛮や麦とろご飯など、牛たんの本場仙台で定番の付け合わせと一緒に、おいしい牛たんを味わいましょう。