こんにちは!「元氣が旨い!」が合言葉、東北の焼肉冷麺 やまなか家の高橋です!
夏の暑い日に食べたくなる冷たい麺料理の代表格といえば、冷麺と冷やし中華。
どちらもさっぱりとした味わいや涼しげな見た目が特徴の料理ですが、発祥や中身には明確な違いがあります。
今回のコラムでは冷麺と冷やし中華の違いについて解説。
それぞれの発祥や特徴を一緒に確認しましょう。
また、冷麺と冷やし中華に似ているほかの麺料理もご紹介します。
目次
冷麺と冷やし中華の違いとは?
冷麺と冷やし中華は、一見すると似ているようにも思えますが、その起源や特徴には明確な違いがありますよ。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
冷麺
冷麺は朝鮮半島が発祥といわれる麺料理。
日本に伝わったあと、日本人の好みに合わせて日本独自のアレンジが加えられ、今の形になりました。
盛岡冷麺はその代表格です!
小麦粉とでん粉を原料とした、透明でコシが強く喉ごしが良い麺が特徴。
牛骨や鶏ガラでダシをとったコクのあるスープには、キムチの辛みや酢の酸味でさっぱりとした清涼感がプラスされています。
必ず入るのがキムチで、キュウリやトマト、チャーシュー、ゆで卵、リンゴなどがトッピングされます。
冷やし中華
冷やし中華は、日本生まれの冷たい麺料理です。
宮城県仙台市が発祥といわれていますが、東京・神田という説もあります。
茹でて冷やした冷たい中華麺に、甘酸っぱい醤油ダレやゴマダレをかけていただきます。
細く切った錦糸卵やハムまたはチャーシュー、キュウリ、トマト、キクラゲ、紅ショウガなどのトッピングが添えられます。
地域による呼び方の違い
冷やし中華は、地域によって呼び方が違うことをご存じでしょうか。
関西の一部地域では、冷やし中華は「冷麺」と呼ばれています。
これは関西の略し言葉文化によるもので、「冷たい中華麺」や「冷たいラーメン」を略して「冷麺」になったといわれています。
一般的な冷麺は「韓国冷麺」や「盛岡冷麺」と呼んで区別しているようです。
また、北海道では「冷やしラーメン」と呼ばれることが多いです。
冷麺と冷やし中華以外で似ている麺料理
冷麺と冷やし中華のほかにも、似ている麺料理がいくつかあります。
ここでは、代表的な3つの料理を紹介します。
冷やしラーメン
冷やしラーメンは山形県が発祥とされる、冷たい麺料理です。
見た目は通常のラーメンと同じで、そのスープや麺を冷たくして提供されるものです。
味も通常のラーメンとほとんど同じですが、脂が固まらないように植物脂が使われています。
先ほどの北海道の冷やしラーメンとは別物なので、ご注意を。
つけ麺
中華麺をつけダレやスープにつけて食べる麺料理です。
麺とスープの2つに分かれて提供されます。
冷たい麺を熱いスープにつけて食べる「ひやもり」、熱い麺を熱いスープにつけて食べる「あつもり」などの食べ方があります。
広島つけ麺
冷たい中華麺を辛いつけダレにつけて食べる麺料理です。
つけダレは醤油ベースに、唐辛子やラー油、酢、ゴマなどを加えた辛口が定番。
茹でキャベツ、キュウリ、ネギ、チャーシューなどがトッピングされています。
冷麺と冷やし中華の違いは麺・具材・タレにあり!
冷麺は朝鮮半島発祥で日本独自に進化した麺料理。
コシが強くのど越しの良い透明な麺と、さっぱりとした冷たいスープが特徴です。
トッピングはキムチが必須で、そのほかチャーシューや野菜、果物などもトッピングとして人気です。
一方、冷やし中華は日本発祥で、茹でて冷やした中華麺に甘酸っぱい醤油ダレやゴマダレをかけて食べます。
細く切った錦糸卵やハムまたはチャーシュー、キュウリ、トマトなどがトッピングされています。
冷やし中華は、関西では冷麺、北海道では冷やしラーメンと呼ばれることもありますよ。
全国各地には、冷やしラーメン、つけ麺、広島つけ麺など、そのほか似ている麺料理もあります。